通貨について

皆さんはフィリピンの通貨について、どれくらい知っていますか??
レート、両替出来る場所、使える場所…国が変わると、日常生活をするだけでも環境が全然違うものです。日本にいるときと全く異なることは分かるけど、具体的にイメージが出来ないことも多いでしょう。旅行へ行く時はもちろん、語学留学をする際も大きく関わってくるおカネの話。少しずつ理解を増やし、現地で困らないようにしましょう!
ここではフィリピンの通貨の基本的な情報など、留学の際に役に立つ情報をお伝えしていきたいと思います!

フィリピン・ペソ

フィリピンの通貨はフィリピン・ペソ(PHP)です。16世紀頃にスペインから持ち込まれて以来、フィリピン国内で流通しています。
1フィリピン・ペソ=2.66円です。(2023/11/29現在)また、日本円とアメリカドルとの関係性ほどではないのですが、日本円とフィリピン・ペソとの関係性も、円安によりレートに影響が出ています。従来は大体 1フィリピン・ペソ=2~2.15円に落ち着くことが多いので、フィリピン・ペソから円への換算をする際は約2倍くらいで計算していたのですが、今のレートだと約2.5倍となっています。

円安

こうしてみると、以前に比べかなりレートに変動がありますよね。一般的には、円高である方が語学留学や海外旅行はしやすいと言われています。近年フィリピンの物価も少しずつ上昇している中でのこの円安を受け、語学留学でフィリピンに渡航した際に生活に影響があるのではと懸念してしまうかもしれませんが、フィリピンは元々日本に比べ物価が安く、日本の3分の1、もしくは2分の1の水準で生活ができます。そのため今の円安の影響は、欧米諸国への留学より少なく済むこととなります! 英語を公用語としていて日本からも近く、円安による費用への影響が少ない国として、語学留学先にフィリピンを選ぶ人が近年とても増えているのです。

日本円は現地で使える?

フィリピンへ旅行したり留学したりする日本人は多いですが、現金で支払いをする場合は日本円は使えないです。アメリカドルについては一部の高級ホテルやカジノなどで使える場所もありますが、基本的にフィリピンではフィリピン・ペソしか使えないと思っておいた方が良いでしょう。そのため、上で述べたような場所で両替をし、フィリピン・ペソの準備をしておく必要があります。

フィリピン・ペソ

クレジットカードやその他キャッシュレス決済をする場合は、普段日本で行っている手続きの方法そのままで支払うことができるので、両替の必要はありません。
しかしマニラやセブなどの都会や観光地であっても、キャッシュレス決済が可能な施設ばかりとは限りません、比較的大きい施設や、観光客が良く訪れる場所ではキャッシュレス決済が出来る場所は多いですが、小さい個人店や観光客があまり訪れないような場所ですと、今でも現金決済のみの施設も案外多いのでお気を付けください。今でもキャッシュレス決済不可で、利用時は現金を用意する必要のある施設は、以下の通りです。

▪小さな商店

▪コンビニエンスストア

▪マッサージ店

▪ナイトマーケット

▪バスやタクシーなどのローカルの交通機関

もちろんこの中にもキャッシュレス対応施設はある場合もありますが、キャッシュレス決済ができないこと前提で現金を用意しておく方が安心です。
特にコンビニエンスストアやタクシーなどは、留学生や観光客も利用することが多いのでキャッシュレス対応可能なイメージがありますが、まだまだそこまで普及していないのも事実です。 いざというときに困らないよう、常にフィリピン・ペソは現金で余分に用意しておきましょう!

フィリピンに到着後、現地で日本円からフィリピン・ペソへ両替することは可能です。むしろ日本で両替するよりも、フィリピンで両替する方がレートが安く、お得に両替することができる場合が多いです!
日本とフィリピンでそれぞれ両替ができる場所は以下の通りです。

日本


  • 銀行


  • 空港


  • 金券、チケットショップ など

日本での両替については、どの方法を取ったとしても安全性と利便性は高いです。しかし場所にはよりますが、アメリカドルやユーロなど一般に流通しやすい通貨以外への両替は、全体的にレートも手数料も高い傾向にあります。フィリピンの現地で両替するのをおススメします!まず銀行での両替ですが、フィリピン・ペソの取り扱いのある銀行は多くないため、少々不便かもしれません。しかし以前よりは扱っている銀行も増えたので、お近くの銀行でお取り扱いがあれば利便性という意味では高い両替方法だと思います。レートは特別良いわけではありません。空港での両替についてですが、こちらが一番利用する方が多いのではないでしょうか。出国前の手続き諸々が終わりゲートに入る前のちょっとしたスキマ時間に利用できるので、両替方法としてはかなり便利です。しかし日本の空港での両替はレート・手数料共にかなり割高な傾向にあるため、もし早急にフィリピン・ペソを使う必要があるなどの時間的に急ぐ理由がない限り、おススメはしません。金券やチケットショップでは、銀行や空港よりはお得に両替できますが、それでもやはりフィリピン現地で両替する方が良いでしょう。

フィリピン


  • 銀行


  • 空港


  • ホテル


  • 両替所


  • 街のATM など

フィリピンで両替する場合、どこで両替しても日本でするよりはお得にできます。空港やホテルは旅行客や留学生にとって利用することの多い施設ですので、両替が可能な施設がほとんどです。もちろん便利ではありますが、他の場所に比べてレートも良くなく手数料も高めですので、他で両替できるタイミングがあればわざわざここで両替をする必要はないでしょう。銀行、両替所、ATMでの両替はレート面、手数料面から見てもお得に両替をすることができます。特におススメなのはATMで、銀行内のみならずコンビニやショッピングセンターなど、街の至るところにあるので利便性も高く、急に現金が必要になった場合などに重宝します。しかし現金を扱いますので、夜間の繁華街などの治安に心配のあるエリアではせず、できるだけ日中の観光客がよく利用するショッピングモールなどで済ませ、いらぬトラブルには巻き込まれないようにしましょう。

また、闇両替と呼ばれる、違法な両替店もございます。道端で突然「両替が必要?」「良いレートで両替できる」など言いながら話しかけられることがありますが、そういった話にはついていかないようにしましょう。お金をだまし取られることもあります。必ず信用できる施設内で両替することを心がけてください。観光客や留学生などの外国人を狙った強盗などの事件は少なくありません。もちろん日中であっても現金の取り扱いには周囲に注意をしておきましょう!

学費は日本円かUS$の学校が多い

学費

さて、フィリピンへ語学留学するなら必ず支払わなければならないのが学費です。通常、語学学校などの学費はその国の通貨建てで支払うため、アメリカの学校ならアメリカドル、イギリスの学校ならポンドにて支払います。日本へ来る留学生も、自国の通貨を日本円へ両替し支払うので、イメージしやすいのではないでしょうか。しかしフィリピンの語学学校の学費は、日本円建て、もしくはアメリカドル建てでの学費設定をしている学校がほとんどなのです!そのため日本円建ての語学学校へ通う場合はわざわざ学費の分の両替をしなくて済むので、レートの影響を受けたり、手数料を支払う必要がありません。レートの上下が活発な昨今、その影響を受けずに留学費用を準備出来るのは嬉しいですね!また特に円建ての語学学校は日本資本であることも多いので、日本人スタッフが在籍していることも多いです。初めての語学留学で不安が大きい人は、日本人スタッフのいる環境を選ぶと安心しますね。またレートの変動を考えますと、円安の状況であれば円建ての学校がおすすめですし、逆に円高になればドル建ての学校を選択すれば良いので、どちらの状況であっても日本からフィリピン留学をする際は、金銭的な負担は少なくて済むのです!

またフィリピンの語学学校は、入学金・寮費(食費含む)・その他ランドリー費などの雑費も全て学費に含まれ、初期費用として一括で日本で事前に支払うのが原則です(例外として入学金のみ先に支払うケースもあります)。こちらは留学エージェントに依頼する場合は代行で支払ってもらうため、海外送金が不安な人も安心して申し込みをすることができます!他の国への語学留学では、学校や滞在先の管轄はバラバラであることも多く、その場合は学費や滞在費、その他雑費はバラバラに支払います。全て含まれている場合よりも割高になるケースも多いです。そういった意味ではフィリピン留学は最初に留学中にかかる費用の内訳が出やすく、まとめて支払うため、費用の管理がしやすいのです!

  • 学費は日本円建てやアメリカドル建てなので、レートの影響が出にくい
  • 学費の中に入学金、寮費、雑費も含まれるので、支払い管理がしやすいい

こうしたことも、フィリピン留学が人気な理由です!

どうでしたか??フィリピンの通貨、フィリピン・ペソについての理解は深まりましたでしょうか。
留学に必要な費用の支払いについて、フィリピン留学の場合は円高や円安などのレートに左右されにくいというのが魅力の一つですね。また、街中でどこでも両替がしやすいというのも便利です。最低限トラブルに巻き込まれないようにという意識さえあれば、日本国内で両替するよりもかなりお得になりますので、覚えておきましょう!
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