フィリピン留学の学費・宿泊費以外の費用について

フィリピン留学をする際、必要な費用にはどんなものがあるでしょうか。
語学学校の学費、現地での宿泊費などは必ず必要ですので想定しやすいですが、その他にかかる費用についてはあまりピンと来ないかもしれません。
食事はどこでする?生活雑貨は?島暮らしだけど、公共交通機関にかかるお金ってどれくらいなんだろう?
初めての土地へ留学する際は一番気になる、お金の話。
ここではフィリピン留学にかかる費用について、いくつか具体的な事例を挙げながら紹介していきます。

フィリピン留学で学費以外に掛かる費用ってなに?

まずフィリピンへ語学留学する場合、学費の中に寮費などの宿泊費や普段の食費が含まれていることがほとんどです。
各語学学校の一覧はこちら
なので、今回はそれ以外でかかる費用についてをお伝えできればと思います。

航空券

航空券

日本からフィリピンへ行く場合、東京や大阪からであれば、直行便で約6万円~10万円程度です。しかし祝日や長期休暇の時期は値段も大きく変わりますので、事前に調べておきましょう。
フィリピンへの航空券は12月がピークで、冬の時期は他の時期に比べやや安くなります。ご自身が留学する時期の航空券の値段をあらかじめ把握しておくと、お金の計画が立てやすいでしょう!

外食ってどれくらいかかるの?

授業のある日は寮や学校の食堂で食事をすることがほとんどですが、放課後や休日には外食を楽しんでみたくなりますよね!
せっかく留学で異国の地へ来たのですから、色々なお店での食事を試してみたくなります。現地のレストランでは日本では食べられない、知る機会のない食べ物もたくさんあります。
いくつか例をみてみましょう!

ファストフード、カフェ等

ファーストフード、カフェ

まず留学生が利用しやすい外食として、ファストフードやカフェがあります。日本でも軽く食べたい時などに重宝しますが、それは留学中も同じです。
フィリピンには世界的企業のマクドナルドやスターバックスといった日本人にもなじみのあるファストフードやカフェがたくさんあります。知らない国でいきなりなじみの薄い食事をすることに不安のある人にとっては安心できますね!値段はビックマックやスタバのコーヒーなど日本にもあるメニューでも、日本で購入するより100円、商品によってはそれ以上安いです。お財布を気にせずお腹いっぱい食べられるのは良いですよね。また世界的チェーン店であっても、その国ならではのメニューというものが存在します。フィリピンにしかないメニューを試してみるという楽しみ方もできますね!

またフィリピンには、Jollibee(ジョリビー)というフィリピン発のフライドチキンのファストフード店もあります。ジョリビーはアメリカなどのフィリピン以外の国にも進出しているため、見かけたことがある人もいるかもしれません。フィリピン現地では他の世界的チェーン店よりも圧倒的に人気があるため、フィリピンを訪れたなら必ず訪れたいものです。ジョリビーはフライドチキンが有名ですが、他にもフィリピン料理や中華料理、ピザやパスタにケーキ類など、ファストフード店のイメージを覆すようなメニューのラインナップです。値段は一般的なハンバーガー、ポテト、ドリンクのセットで約250円~300円。日本では大体600円~800円は最低でもかかることを考えると、破格の値段です。是非一度は訪れて、自分の好きなメニューを探してみましょう!
またフィリピンのファストフード店では日本よりも商品の入れ間違いが起こりやすい傾向にあるようです。テイクアウトの際は中身を確認するようにしましょう!

屋台

屋台

東南アジアの国々では、その国の特徴をしっかり捉えた屋台ご飯が有名です。フィリピンでも、フィリピンならではの料理を屋台でお手軽に楽しむことができます。
観光でも有名な屋台ですが、留学で少々長めに滞在できる場合、色んな物を試す機会が多く、楽しめるでしょう。 お店によって実に色々なメニューが楽しめますが、代表的な料理は以下のものです。

  • 揚げパンや春巻、フライドチキンや魚肉のすり身揚げなどの揚げ物類
  • お肉や内臓の串焼き
  • フレッシュフルーツ
  • チャーハンやスープなど

特に揚げ物は本当に豊富で、上で出した例のほかにバナナなどの果物や野菜を揚げて砂糖をかけたものなどもポピュラーです。
お肉の串焼きは手軽に食べられるので、挑戦しやすいですね。日本の焼き鳥とは味付けが全く異なるので、食べればフィリピンに来た実感が湧くでしょう。
お値段は約100円から食べられるものがほとんどのため、当然お店やメニューにもよりますが、日本の物価からしたら破格の値段で食事ができます。
少しずつ購入して、色んな屋台の食べ歩きもできますね!

しかしやはり屋台で食事をする際は、一般的な飲食店の時よりも衛生面に気を付けましょう。生水や加熱が十分でないものを食べないように、注意が必要です。

レストラン、ダイナー

レストラン、ダイナー

よりしっかりとした食事をしたい場合は、地元のレストランやダイナーでの食事をおススメします。カジュアルながら屋台やファストフードよりも良い食事ができるので、ファストフードや屋台などで食事をするのが不安な人はレストランやダイナーで食事をしましょう。

レストランやダイナーではフィリピン料理、アメリカンやメキシカンなどの各国料理、中華にイタリアンなど、バラエティに富んだお店を見つけることができるでしょう。日本のうどん屋さんやラーメン屋さんなどもあります。値段はお店によって様々ですが、大体が200円~800円前後で1,000円を超える場合は稀です。バーでビールを飲む場合でも、1杯約100円です。屋台やローカルのカフェに比べたらやや割高ではありますが、それでも日本で外食するよりもかなり安く、屋台よりも衛生的で安心できる食事をすることができます。ゆっくりとお店の雰囲気を楽しめる場合も多いので、時間やお金に余裕がある時はレストランでの食事も積極的に楽しみましょう!
フィリピンのレストランで食事をする場合はチップの支払いが必要です。お会計の約20%を目安に支払いましょう。

休みの日に遊ぶのにどれくらいお金が必要?

フィリピン留学中には、食事以外にも楽しみがあります。
休みの日には遊びに行く事で、フィリピンの文化をより身近に感じ、学べるものも多いでしょう!フィリピンで遊ぶにはどんなものがあって、どれくらいの費用がかかるものなのでしょうか??

フィリピンで映画鑑賞・ボーリング・マッサージやショッピングなどの街で楽しめる娯楽は、全て基本的に日本の約5分の1から10分の1程度で楽しめます。ゴルフやダイビングなどのアクティビティも日本の約5分の1程度と、金額を気にせずに楽しめます!留学中、勉強の合間に観光を思いっきり楽しめるフィリピン留学は、充実した経験が出来る事でしょう!

移動手段は?

フィリピンで外食をしたり、買い物や遊びに行くときに便利な交通手段は何があるでしょう??
普段、授業がある日は語学学校の敷地から出ずに生活できることもあり、フィリピンでの日々の交通手段について詳しくない場合もありますよね。
一般的な交通手段は、以下のようなものがあります。

タクシー

タクシー

タクシーは一般的な交通手段であり、留学生としても利用しやすいです。街中を走っている一般タクシー、空港へのアクセスが主なエアポートタクシーやクーポンタクシーなど、一言でタクシーと言っても種類は様々です。値段や安全性もそれぞれ違うのですが、金額が明確であり、トラブルが少なく、かつ利便性の高いものに配車タクシー(Grab)というものがあり、おススメします!Grabは東南アジア向けに作られた配車サービスです。
(Grabの利用方法の詳細はこちらの記事でも確認できます)
インターネットが使えるスマホを持っている環境であれば非常に便利ですので、留学前にアプリをダウンロードしておくと良いでしょう。

路線バスやジプニー

路線バス

路線バスは現地の人がよく利用している交通手段の一つです。ジプニーはタクシーとバスを合わせたような形態で、乗合バスを想像してもらえると分かりやすいかもしれません。どちらも運賃が非常に安い上、小さな島からなるフィリピンでは便利な交通手段として普及しています。
しかしスリやひったくりなどのトラブルもありますので、急ぎの用事がなければ利用も便利ですが、現地に慣れるまではタクシーを利用することをおススメします。

電車(マニラのみ)

電車

マニラはフィリピンで唯一電車があります。市内を広範囲に移動したい場合は、電車を利用するのが便利です。
しかしマニラの電車にもラッシュ時がありますので、朝の6〜10時と夕方16〜20時は利用を避けましょう。総合的にみれば、やはりタクシーの方が便利です。

フィリピン留学の費用は節約できる!?

航空券をLCCに

フィリピンへ行く際は、LCC(Low Cost Carrier ローコストキャリア)の利用が、お値段もお手頃でおススメです!
LCCとは格安航空会社のことで、かなり安い料金で利用することができます。
留学に使える費用は限られているため、少しでも移動にかかる費用は抑えたいですよね。LCCをうまく活用し、節約しましょう!
しかしLCCはあらゆるサービスを減らすことで費用を抑えていますので、預けられる荷物の数や量、機内で過ごすための軽食や雑貨などのサービスが有料となっている場合も多くあります。大手航空会社を利用する時と同じ感覚でLCCを利用すると、追加料金を支払っているうちに思ったより高くついたなんてこともあります。またどうしても乗り換えが多くなるLCCは、旅慣れていない人にとっては利用が難しい場合もあります。
しかしそれを差し引いても、チケットの安さが魅力的なことも事実。年々LCCのサービスは向上していますし、注意事項を確認しておけば困ることもありません。留学エージェントではLCC含め、航空券の手配についても詳しくお伝えしていますので、ぜひお気軽に問い合わせくださいね!

外食⇒ローカルを味わおう!

上記で外食について詳しく説明しておりますが、外食をする場合は基本的にローカルのものを選ぶとお得に楽しめます。ローカルというのはマクドナルドやスターバックス、丸亀製麺など、フィリピンにとっての外資系企業やお店ではなく、フィリピンの企業やレストラン、屋台などのことです。外資系のレストランですと、フィリピン現地の値段は確かに他国で利用するより安価ですが、それでもローカルのお店を利用するよりは割高になります。それにせっかくフィリピンに留学しに来たのであれば、ローカルのお店を利用する方が本場の料理を楽しめます!

お金のかからない遊びって?

上記で述べた通り、フィリピンは日本に比べて娯楽にかかる費用がとても安いです。日本にいるときと同じような遊びが、フィリピンでは半額以下で楽しめます。
そのため何を楽しんでもお金はかかりにくいのですが、カフェで軽食を楽しみ、フィリピンの自然溢れるビーチで過ごし、帰りに少しショッピングをして夕飯を食べて帰宅したとしても、1日1,000円もかからずに楽しむことが出来ます。また現地のツアー会社に申し込み一日観光をすると、約1万円で自分の行きたい観光スポットが回れます。友人と一緒に申し込めば1万円から人数分を割った金額で申し込むことができます。滞在中に1度は体験しても楽しいでしょう。
毎週末、自分なりの休日の過ごし方を色々と試してみるのも良いですよね!

移動手段⇒お金をかけない移動手段は?

フィリピン留学中に移動をする場合、目的や利用人数、価格によって移動手段は変わってきます。移動にはタクシーが便利ですが、目的地が遠方であったりすると料金は高くなりますよね。乗合タクシーやバスを利用するのも手ではありますが、それはフィリピン滞在にある程度慣れてきてからになるでしょう。タクシーを友人等と複数で利用し、料金を人数分で割るという利用方法であれば、移動時間も早く安全で、価格も抑えることができます。

いかがでしたでしょうか??フィリピン留学の学費・宿泊費以外の費用について、少し理解が深まったでしょうか。フィリピン留学中の楽しみ方に正解はありません。物価の安さから、食事も観光も自分なりに工夫する余地がたくさんあります。勉強以外の部分も充実させてみてはいかがでしょうか